どうして香りが効くの?
アロマテラピーは、精油(エッセンシャルオイル)の香りを嗅ぐだけでもさまざまな効果があります。
ではなぜ香りからそのような効果が得られるのでしょうか。
まず精油は揮発性です。
揮発した香りの分子が空気中を漂い、鼻から吸収されるのでよい香りがするんですね。
そして鼻の奥にある嗅上皮というところに達すると、香りの分子はここにある嗅細胞で電気信号に変換されます。
変換された信号は嗅神経から大脳辺縁系を経由し、視床下部の脳下垂体へ伝達されます。
つまり、精油の成分(香り分子)が鼻から入って、その信号が脳に届くということです。
脳下垂体とは自律神経系、内分泌系(ホルモンや酵素)、免疫系の三つを統括する重要な場所のことです。
脳下垂体に香りの信号が伝わると、それぞれの香り分子によって対応した生理活性物質(ある特定の作用を引き起こす物質)が分泌されます。
これにより香りの効果が得られるわけです。
以上のことからアロマテラピー効果は根拠の薄いものではなく、科学的に根拠のある療法ということがわかりますね。
またほとんどの精油には抗菌作用があるため、空気清浄に役立ちます。
風邪予防にもなったり、カビや家ダニも除去してくれるので、身体だけでなく、環境をも整えてくれるわけなんです。
とはいっても精油は医薬品ではなないので、病気の治療などをアロマテラピーにのみ頼るようなことはやめましょう。